VST Instruments Review (9)
FMシンセの金字塔DX7のDNAを持つソフト・シンセ 〜FM7〜
Native InstrumentsのFM7は、1983年に登場し、一世を風靡したヤマハDX7のエミュレーションVSTインストゥルメントです。
オリジナルのDX7では、発振器にあたる6つのオペレータの組み合わせパターンであるアルゴリズムがプリセット方式で32種類だったのに対し、FM7では8オペレーターとなり、自由に組合わせる事が出来ます。また各パラメータのエディットもDX7の様に小さな液晶パネルではなく、パラメータやカテゴリー別に切り替えられるエディット画面で出来るので、音作りもかなりやり易くなっています。さらにDX7以降のDXシリーズ(DX7U、DX11、TX81Z、DX100、DX200などなど)とのパッチパラメータの互換性もあり、データを読み込んで再現できるそうです。
現在は後継のFM8になり、このFM7はもう入手出来ませんが、オリジナルのDX7を思わせるGUIはなんとも捨てがたく、可能な限り使い続けたいと言う気にさせてくれるソフト・シンセです。
Product VSTi Stand alone
★製造 Native Instruments ★国内販売 ディリゲント
HP : http://www.native-instruments.com/