VST Instruments Review (1)
スタインバーグ社が送り出したVSTインストゥルメントの歴史的1号機〜Neon〜
Steinbergが世に送り出したNeonは世界初のVSTインストゥルメントです。
「シーケンサーの中にソフトウェアのシンセサイザーを組み込んで演奏する」と言う新しい概念を提示したVST(Virtual Studio Technology)インストゥルメントの第1号機であるNeonは非常にシンプルな2オシレーターのポリ・シンセです。
2つのオシレーターはオクターブ切換え、波形選択、ピッチをモジュレーションするLFOスピードが共通のパラメーターでデチューンのみがオシレーター2だけに適用されると言うシンプルな構成。オシレーターの出力バランスやオン/オフもありません。フィルター部もADSRタイプのエンベローブこそ搭載していますが、LFOでのモジュレーションも出来ませんし、フィルターのバリエーションもありません。仕様だけみるとなんだか使い物にならないシンセと言った感じですが、素朴な音は意外と使えたりします。動作も軽いので性能が低いパソコンでも負荷を掛けずに使用出来そうです。
軽量で優秀なソフト・シンセが多く存在する現在では、敢えてNeonを使う必然性はないかもしれませんが、歴史的価値のあるVSTインストゥルメント、一度は触ってほしい気がします。
Product
bundle
VSTi
★製造・公開 Steinberg
HP : http://www.steinberg.net/
※ダウンロードに関して
下記のFTPサイトの「Download」の「Legacy_Plugins」からダウンロード可能な様です。
ftp://ftp.steinberg.net/